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- 社名
- : 日本電信電話株式会社
http://www.ntt.co.jp/
- 旧社名
- : 日本電信電話公社
- プロジェクト開始年
- : 1984年
- 発表年
- : 1985年
- コ・クリエイター
- : 亀倉雄策、早川邦彦
わが国の電気通信事業は115年間官営業で続けられてきた。それを時代の流れからわが国最大の民間企業として再生させ、独占から競合体制へ移行する経営環境の激変を実施した。それまでは電話料金すら必要出費に応じて決めればよかったお役所体質の一変は、職員の大部分に「ナゼ?」の反意を抱かせた。実は電電公社におけるCI導入の最大の解決課題はこの意識改革・体質改善にあった。時の真藤恒総裁へのPAOSの提案は「従来の公社を象徴する一切イメージ要素を変更し、周りの見る目を変えて問いかけを起こすことで内部の人心を動かそう」とのインダイレクト・コミュニケーション戦略の展開であった。NTTというブランドもダイナミックループと名付けられたシンボルマークもこうした背景のもと誕生していった。
■7社による企画コンペ用に用意されたPAOSの提案書
■従業員33万人(下部構造を入れると100万人)の大組織の意識改革を牽引していくべく用意された徹底したVIシステムと管理体系およびツール類
■全国1700ヶ所の電信電話局をスムーズにイメージチェンジしていくためのモデル局としてのサイン事例
■日本最大の民間企業誕生のためにすべてのアプリケーションアイテムに徹底したシステム化が計られたサインの事例
■封筒類のシステム展開例
■全国の電話局を極力サービス業化することを目指した受付カウンターモデルデザイン事例(CD.早川邦彦)
■新シンボルマークのデザインは、デザイン界の天皇と称されたグラフィックデザイン界の巨匠亀倉雄策先生に依頼。出来上がった10数案の新シンボルデザイン案を初めて見ているところ。右が故亀倉先生