PAOSでは世の中が今日のようにブランド、ブランドと大騒ぎになる前から、いくつもの著名ブランド開発やBI戦略を手がけてきた。日本移動体通信網というNTTの一事業が独立・法人化を果たすにあたりCI開発の依頼を受けたPAOSでは、「Do Communications」と「Communications over the Mobile Network」というキーコンセプトを策定した。DoCoMoは提案を依頼したネーミング専門家の一人:横井恵子さんがコンセプトの文字を組み合わせ提案を行ったもので、これにPAOSが動的で自由な個人通信時代の到来をイメージし象徴化したデザインを施し現行のユニークな表現が生まれた。独自性と親しみやすさを兼ね備えたNTT DoCoMoブランドは、流行語大賞でも表彰され、瞬く間に一人歩きする実力ブランドとして著名になっていったのである。