PAOSというブランドは、起業フィロソフィ「Progressive Artists Open System」の頭文字を取ったもので、創業時に、私たちなりのデザインビジネスへの姿勢を明確に表現しようとしたネーミングです。ここには、Progressive (常に進歩的・挑戦的)に、Artists(いつでも美的創造者集団)として、 Open System(求められるテーマに最適解を出していける柔軟な組織体)でありたい、という想いを込めています。当時としては珍しかった「フィロソフィブランド」としての造語ブランドです。
PAOSのシンボルマークは、円形の4つのモティーフから成っています。これは、PAOSが仕事を進めていく上での4つのプロセス、「問題抽出」→「戦略策定」→「創造開発」→「発信・実行」を象徴したデザインです。
このシンボルが基本要素として用いている円は、PAOSが関わりを持つ世界をコスモス(宇宙)として表現しており、天地・左右の垂直線は、的を外さず的確に仕事を進めるための基軸や方向性です。4つの円の中には、円・四角形・三角形が配されていますが、これらは造形表現の基本3要素です。円が垂直に二分されているのは、世の中のあらゆる発想も行為も「陰と陽」の両局面からの配慮が重要であるという指針を示しています。そして円の外の矢印は、各段階の時間軸や仕事のダイナミズム・進行方向を示しており、4つのプロセスの矢印の方向が異なっているのは、多面的・多軸的に情報収集と分析を重ね、創造的に最適解を熟成しアウトプットしていこうとする、PAOSの姿勢をシンボライズしています。